(付記2010年12月20日)
「原爆 死んだ女の子」で検索してこのエントリーに訪れる方がたくさんいらっしゃるのですが、
「死んだ女の子」については
長崎原爆の日-「死んだ女の子」を探して
に詳細がまとめてあります。
死んだ女の子
作詞:ナーズム・ヒクメット 日本語詞:飯塚広
作曲:木下航二
1 とびらをたたくのはあたし
あなたの胸にひびくでしょう
小さな声が聞こえるでしょう
あたしの姿は見えないの
2 十年前の夏の朝
あたしはヒロシマで死んだ
そのまま六つの女の子
いつまでたっても六つなの
3 あたしの髪に火がついて
目と手がやけてしまったの
あたしは冷たい灰になり
風で遠くへとびちった
(間奏)
4 あたしは何にもいらないの
誰にも抱いてもらえないの
紙切れのように燃えた子は
おいしいお菓子も食べられない
(注2012年8月6日–この曲は音質的にクオリティの高いバージョンはアップされてもすぐ消されてしまうようです。
歌声喫茶で歌われているものに動画を差し替えました。)
http://www.youtube.com/watch?v=WhxJGcJEN70
この歌は、小学生の修学旅行の時に、
バスガイドさんに覚えさせられた。
僕らの学校は、長崎への修学旅行だったので、
2番の歌詞は「あたしはナガサキで死んだ」だった。
長崎国際文化会館の原爆資料室(長崎原爆資料館の旧館)で見た、
大きなパネルに入った無脳症の赤ん坊の写真と、
この歌の印象があまりに鮮烈で、
この歌や写真の残像のトラウマが残り、
それからしばらくたっても、暗くなってから誰かがこの歌を歌うと、泣き出す子たちが何人もいた。
今は、この歌を修学旅行で覚えさせられることも無くなったし、
無脳症の赤ん坊の写真も取り外されたらしい。
忘れちゃいけないのは、
原爆を落としたのは「日本」じゃなくて「アメリカ」だってことだ。
僕らはアメリカ文化の洗礼を受け、
小さい頃からアメリカの音楽や映画に夢中だったが、
これは1945年8月9日、長崎への原爆投下の成功を記者会見で報告しているトルーマンの写真だ。
このうえないほどの満面の笑顔で、数十万の虐殺が成功したことを報告している。
参照↓
70 years ago: Hiroshima and Nagasaki-CBSNEWS
広島に原爆を投下した米軍B29爆撃機「エノラ・ゲイ」の機長ポール・ティベッツ氏(故人)の息子は5日、CNNテレビに対し、オバマ政権が平和記念式典にルース駐日大使を派遣したことについて、「そうすべきではなかったと思う」と不快感を示した。
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