そんな曲を数曲ご紹介。

たんぽぽ/ガロ (GARO)
作詞:大野真澄 作曲:堀内護 編曲:ガロ
「学生街の喫茶店」の大ヒットで有名なガロのデビューシングル。1971年リリース。
僕は個人的には、このグループの代表曲は、
セカンドシングルの「地球はメリーゴーランド」だと思う。
聞いたことのないかたは、そちらの曲も聞いて欲しい。
この「たんぽぽ」という曲は、今ではあまりシングル曲としては使われなくなったワルツで、
バックもアコースティックギター2本だけ(マーチンだとのこと)。
途中のコーラスパートがすごく美しい。
こういうコーラスパートも現在のチャートのシングル曲には、使われなくなった。
ガロは、こういうコーラスワークからデビュー当初、日本のCSN&Yと呼ばれた。
ガロについてはこちらに詳細なディスコグラフィーがある。
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付記2011年1月17日
「たんぽぽ」を歌うアマチュアの方達はまだ全国にいて、
「忘れ去られた」という表現は似つかわしくないかもしれないが、
このきれいで且つミステリアスな3声のコーラスやアコースティックなサウンドをカバーして受け継ぐ
プロのプレイヤーが見当たらない。
そうやって歌い継がれて商品として残っていかないと、
これほど美しい作品でも「ある特定の世代の思い出」とともに忘れ去られてゆくのではないか?
と考えて、この曲「たんぽぽ」のことを書いた。
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12時過ぎのシンデレラ/とみたいちろう
作詞:門谷憲二 作曲:とみたいちろう 編曲:前田憲男・つのだ☆ひろ
とみたいちろう(その後アニメソング界の重鎮になった)のデビューシングル1976年。
AメロがAmのマイナークリシェのコード進行でできている(でもベースはずっとonA)。
マイナークリシェのお手本みたいな曲。
とみたいちろう、歌すごくうまいですね。
もっとヒットしていてもおかしくなかった曲だが、
ブラスやストリングスの入るゴージャスなアレンジが(前田憲男アレンジ)、
当時のフォークファンに歌謡曲のような印象を与えて、
(当時のフォークは反歌謡曲みたいな立場だったので)嫌われたのかもしれない。
この曲はデビューアルバム収録だが、
二枚目のアルバムには、まだデビュー前の10代だったCharがギタリストとして参加している。
スモーキーメディスンが全面的にバックを担当しており、
伝説的グループだったスモーキーメディスン(Char、鳴瀬喜博、佐藤準、藤井章司、金子マリ)の音源としても貴重だ。

九条物語/いまなりあきよし
作詞:シマダソウジ 作曲:いまなりあきよし
1975年月発売。今は日本を代表する推理小説作家となった島田荘司が、
作家デビュー前に作詞した曲。
九条物語は大阪の遊郭街・松島遊郭を歌った歌(東京で言うなら吉原物語みたいなものか)。
すごく暗い曲で、こういう曲調は70年代ならでは。
実際の遊郭街って、ここまでに暗くはないのではないかしら。
歌と作曲のいまなりさんとは、昔々山口市湯田温泉にあったライブハウス「ディラン」でのライブのあとお話をしたことがあるなあ。
今日Youtubeでセレクトした曲は、マイナー(短調)の曲ばっかりだけど、
70年代はマイナーのシングル曲が今よりすっと多かった。
