「Year Of The Cat」イヤー・オブ・ザ・キャット

あけましておめでとうございます。

正月になると必ず思い出す曲があります。
僕の大好きな曲です。
「Year Of The Cat」イヤー・オブ・ザ・キャット

アル・スチュアートの名曲で、
この曲のイントロからのピアノリフは、数あるPOPSピアノリフのなかでも、
最上の傑作のひとつですね。

猫年という曲名なのですが、
「猫の年」なんて十二支にはなくて、アル・スチュアートのガールフレンドが
日本の暦に書いてある「猫と虎」とを見間違えて「猫年」になったのだという説もあります。
ホントかどうかは知りません。

この実際は存在しない「猫年」に主人公が(タイムスリップしてか)迷い込んだという設定が、
この曲の歌詞の幻想性をより高めていると思います。

 

この曲は同名のアルバムに入っていて、
アルバムも傑作。一冊の短編小説集や短編ドラマ集のような、コンセプトアルバムです。
カバーデザインはヒプノシス(ピンクフロイドレッドゼップユーミンのカバーデザインで有名)、
プロデューサーは、これもまた僕の大好きなアラン・パーソンズ

アル・スチュアートはフォークシンガーなのですが、
このアルバムは、ジャズテイストもあって、
(当時の言葉で言えば「クロスオーバー」)
ジャンルで言えばアダルト・コンテンポラリー・ミュージックと言ってもいいでしょう。

実はこの「アダルト・コンテンポラリー」って日本には、
いまいち根付かない分野ですよね。
特に日本人産「アダルト・コンテンポラリー」は、なかなか根付かないです。

僕は、こういういつまで経っても古びない、オ・ト・ナの男の極上ポップス曲が、
日本にも生まれてほしいなあ。
2011年はそこにも期待。

あ。そういえば、「猫年」ではなく、
そのものずばり卯年(うさぎどし・うどし)「Year of the Rabbit」というバンドもありますね。

Year Of The Rabbit – Rabbit Hole
http://www.youtube.com/watch?v=Y40q86w7Chc

昨晩は、ドライブをしていて、
NHKFMでジャズ(渡辺香津美バンドのライブ)を聞きながら年越しをしました。
車の空いてる真夜中の年越しドライブは気持ちいいですよ。
今年1年が皆様にとって良い年でありますように。

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付記1月4日
Year Of The Cat-その2「今年はホントに猫年」
も合わせて読んでください。

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